エア・ウォーター株式会社様

エア・ウォーター株式会社様
会社名 エア・ウォーター株式会社様
創立 1929年9月24日
所在地 〒542-0081
大阪市中央区南船場2丁目12番8号
エア・ウォータービル
従業員数 連結 15,757名 単体 856名
売上高(連結) 連結 8,015億円 単体 1,774億円
グループ会社数 263社(連結子会社130社)
上場取引所 東京証券取引所一部、札幌証券取引所
事業内容 ものづくりの現場で活躍する産業ガスやケミカル、人々の生命を支える医療、くらしにかかわるエネルギーや農業・食品、さらには物流、海水、エアゾールなど、多彩な製品やサービスを展開。
かけがえのない地球の資源を活かして事業を創造し、社会や人々の暮らしに貢献しています。

調達部の豊田様に、
MonotaRO利用の効果についてお話を伺いました

エア・ウォーター株式会社 調達部長 豊田 貴文様

エア・ウォーター株式会社調達部長 豊田 貴文様

1. 間接消耗品の購買に関する課題は

【課題1】見えない間接消耗品購買

「見えない」の一言です。
間接消耗品といってもその商品はあらゆるカテゴリーや品種に分かれており、いつどれくらい発生するかが分かりません。またそういった特徴の購入品のためどこから購入したらよいかなど分からない場合が多いです。
当社は事業部が多岐にわたっており何を買っているか分からず間接消耗品の購入は現場に任せるしかなかったです。金額の全容もつかみ辛く、「副資材類一式」という表現になり分類などもできない状態でした。

【課題2】ボリュームディスカウントが実現し辛い

購買としてボリュームディスカウントをしていくのが業務の一つであるのですが、購入品が多岐にわたるがゆえにコストダウンするターゲットを絞り込むことができなかったです。
またそれらは次にいつ購入するか分からないものがほとんどを占めており、まとめて購入することもできませんでした。そして購入金額は本当に妥当なものかどうかも不明です。

【課題3】購入に工数がかかっている

現場が都度間接消耗品が必要になったら近隣の業社へ見積りや発注書発行など行ったり、ホームセンターに出掛けて購入していました。
いざ購入するとなると紙の事務作業が必ず発生し、購入した担当者は清算業務に時間を割いておりました。 本来注視すべき業務以外にこういった事務作業も多く現場には存在することになります。

課題解決に向けて

【課題1~3】の現状を認識して、私ども調達としても間接消耗品の購入にガバナンスを効かせる必要があると考えました。
ここでいうガバナンスは

  • 見えない間接消耗品購買の内容把握
  • 購買に係る工数の確認と削減
  • それらの購入が調達部の統制下にする

そしてまずは現状を知ることから始めようと考えました。

2. モノタロウ導入の決め手

現状を知るために購買業務の範囲を広げる必要がありました。 調達を立ち上げて20年になりますがコスト削減などやりつくしたヘッド側の購買と異なり、間接消耗品購買は未知の領域で、「見えない」購買を可視化することでした。

豊富な品揃え、目当ての商品がすぐに見つかる検索性

現場の声もあり調査比較する中で、目を付けたのはこれらをカバーできるモノタロウの品揃えでした。
モノタロウには1800万点の商品が品揃えされておりWEBで簡単に購入できる利点がありかつそれらは簡単に探し出せて短納期で購入ができる点が便利と感じました。
課題でも述べました通り、どこで購入すればよいかわからないものが探せばすぐに見つかる。買えないものが多いと利用率が上がらず、ガバナンスを効かすことができないんです。
だからモノタロウの導入を決めました。

スピーディーな導入までの時間

大塚商会のたのめーるプラスとパンチアウト連携できた点も大きかったです。
当社は部署が非常に多く組織単位で管理しておりますが、これまでのワークフローが利用でき連携もスピーディーで自社システムとパンチアウトするのに2、3か月で完了しました。

コスト的なメリット

またモノタロウにはプライベートブランドがあり、コスト削減の大きな助けとなっています。 モノタロウブランドは入手性もよく安価なため、現場からの評価も高いです。
値段や商流の問題で制限していたカテゴリーもモノタロウブランドは現場からの声を反映して購入できるようにしました。
連携して終わりではなく、迅速な対応や工場拠点での展示会開催など連携後のサポートもいただいており大変助かっています。

3. 課題解決の効果、これからの課題に関して

可視化されてきた間接消耗品購買

これまで見えなかった間接消耗品の購買状況が、モノタロウの1800万点の商品をたのめーるプラスで購入することでデータ化でき、自社のシステムでコントロールできるようになりました。
各現場での購入品は本社で関知できませんでしたが、現在は可視化できています。
使っているところと使っていないところの実績などもすぐに手に取るようにわかり管理可能な範囲も増えました。

削減されている業務工数

正直言うと私ども調達の仕事は増えましたが、現場は業務工数の改善の面、請求や支払いなどもまとまったため全社的な業務工数削減効果は出ており、取り組んできてよかったと実感しています。
稼げた時間を本来の業務に充てていけるのは非常に助かっています。

これからの課題

確かに冒頭で述べたような課題は解決できてきています。調達としても間接消耗品をモノタロウで購入することを推進してよかったと感じております。
これからとしましては調達の最適化を進めたいと思います。同じボールペンといってもたくさんの種類がありあるべき商材、最適な商材を絞っていきたいです。
購買の可視化により弱みだった部分を強くして、購入量を高めていきたいと思っております。

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