調達購買部門のコスト適正化戦略 ~下請法改正による市場環境変化への最適解とは~
現在、サプライヤーとバイヤーの関係に大きな構造変化が起きています。中小企業が大半を占めるサプライヤー側では、人件費・原材料費高騰にもかかわらず適切な価格転嫁が実現せず、倒産件数が増加傾向を示しています。
並行して、サプライチェーン全体で適切な価格転嫁を定着させるため、公正取引委員会の動きも活発化しております。近年、下請法違反の勧告命令が増加しており、昨年だけでも名だたる大企業が含まれる19件が発令され、業界全体に衝撃を与えました。さらに、2025年3月には下請法改正について閣議決定がされ、サプライヤーからの価格転嫁要求が今後一層強まることが予想されます。
このような環境変化の中で、調達部門の皆様は今、以下のような課題に直面しているのではないでしょうか?
・「サプライヤー減少」による安定供給へのリスクの増大
・下請法の影響を受けた「コスト増の懸念」
・サプライヤーとの関係悪化が引き起こす「取引の不安定化」
これまでの「コスト削減至上主義」だけでは、企業の競争力や存続が脅かされる環境変化が進行しており、バイヤー企業は従来の取引慣行の見直し、サプライヤーとの共存共栄による持続可能な調達体制の構築が急務となっています。
本セミナーでは、法規制の強化と「サプライヤー×バイヤー」の構造変化が進む中で、従来の「コスト削減至上主義」の調達戦略を再考し、持続可能な調達体制を作り上げるためのポイントを具体的な事例を交えてお伝えします。
この機会に、法改正や市場環境の変化、調達購買部門が直面する新たな課題と機会を理解し、企業の持続的成長に資する調達戦略のヒントを得るのにお役立ていただければ幸いです。
<このような方におすすめ>
・現在の間接材購買にお悩みの購買・調達・経営企画・DX企画・総務・工場管理部門の方
・法改正に対応した調達戦略の見直しを進めたい方
・高騰するコストの課題解決方法を探索している方
・サプライヤー減少による安定調達へのリスクを回避したい方
開催概要
開催日時 | 2025年4月24日(木)11:00~11:45 |
---|---|
会場 | オンライン(事前申し込み必須) |
費用 | 無料 |
対象 | 経営者、役員、調達・購買、経営企画、情報システム・業務・生産部門など、ご担当の管理職の方々 |
スピーカー

吉見 船
株式会社MonotaRO
エンタープライズビジネス部門 法人営業グループ
新卒では自動車業界での営業を4年半、その後4年務めた専門商社では、国内大手建設機械メーカー・特殊車両製造メーカーに対してコネクタやリレーなどの電子部品の提案営業に従事し2021年にモノタロウへ入社。
モノタロウでは業界を問わず大手を含む多数の企業様に対し間接材調達ソリューションの導入提案・導入後の運用支援に携わる。