経営企画部の南様に、
MonotaRO利用の効果についてお話を伺いました
アンダーツリー株式会社経営企画部 次長 南様
1. 店舗運営に必要な間接消耗品購入の課題とは
【課題1】間接消耗品を購入するために店舗での接客の時間を使っている
店舗で購入する消耗品の大半は店舗責任者の判断で購入しており、これまで本社では各店舗に対して自由な購買を認めていました。
そのため購入品はホームセンターなどでの購入が主で、その購入のため責任者、もしくは店舗スタッフがわざわざ出かけていました。
店舗としてそれは、お客様サービスとして使える時間を消耗品を購入する時間として使ってしまっていることになります。
【課題2】購入品の不透明性
購入品の性能や価格の不透明性がガバナンス上問題でした。
購入品は現場店舗の判断で購入しているためその購入価格は適正な価格で購入されているのかチェックが難しいです。
紙の領収書ではそもそも商品名がなかったり想像しづらい明細もありその商品が市場価格で購入できているかもわかりませんでした。
またそれらの伝票や領収書では何を購入しているかを詳細に把握することが困難でガバナンス上の課題を感じていました。
【課題3】購入に工数がかかる
店舗では都度修理が必要な箇所が発生しますが、もちろんそれは店舗によって多種多様です。
また全店にメンテナンスをお願いするようなことも発生します。
修理に必要な部品の中にはホームセンターでは扱っていないようなマイナーなものもあり、店舗からの問い合わせの対応やその購入にかなり工数を取られたりします。
また、そういった部品などは頻繁に購入するものではなく購入数量も少ないため、購入先はもちろん適正な購入価格も不明な場合がほとんどです。
【課題解決に向けて】
工具や間接消耗品の一括購買ができればと考え、いろいろ利用してみましたがどの店が、何を、いくらで、いつに、どこから購入しているか可視化が実現できていませんでした。
可視化実現に向けてWeb購入は検討していましたが、多くの商品が妥当な価格で購入できることが必須条件でした。
購買品の可視化、妥当な価格帯の購買ができるシステムで、全店舗での管理や統制を実施したいと思っていまして、店舗での購入は一つのWEBカタログサイトの範囲で自由に購入していいと言えるサイトであることが必要と考えていました。
2. モノタロウ導入の決め手
以前から本社ではモノタロウにアカウント登録して購買をしていましたが、モノタロウサイトを見たところプライベートブランドをはじめ商品の安さに着目しました。
工具類をよく使うこともあり工具類の品揃えも魅力でしたが、それ以外の間接消耗品に関してもさらに多くの商品ラインナップがあり、店舗での購入品はモノタロウですべて揃うのではと思いました。
さらにモノタロウサイトにはすべて価格と納期が記載されており商品購入の妥当性も担保できます。
全店にモノタロウサイトの購入IDを作り、それを本社でチェックすることができればガバナンス力も高まります。
法人向けサービスがあることをモノタロウWEBサイトで知り、問合せしました。
問合せ後迅速にお越しいただきご商談を設けていただきました。
モノタロウ様とのご商談の際に全店の購入閲覧機能、カテゴリーや価格での購入制限もできると聞きました。
結果、購買履歴の閲覧機能で統制することにして、購買の制限などはかけず店舗が何を購入しているか、何を必要としているかを把握することにしました。
モノタロウに問い合わせてから全店で法人向けモノタロウサイトを利用できるまで2か月ほどで整いました。
こういったスピーディーな点も導入の決め手となりました。
3. 導入の効果
前述のとおり店舗での利用状況を本社で閲覧できるように設定しました。
それにより店舗での購入はその日から可視化されるようになりました。
店舗側にしても、ホームセンターに目的の商品があるかどうかがわからないまま外出することもなくなり本社としても何をいくらで購入しているかがすぐにわかります。
また、外注業者に依頼していた排水口などのつまり防止の清掃作業をコストダウンの一環として自店で作業できないかを検討していたのですが、その際に使う水圧式洗浄パイプクリーナーがモノタロウプライベートブランドで取扱いがあり、 これを全店で購入したことで大幅なコストダウンが実現しました。
大企業向けサービスとしてモノタロウプライベートブランド商品をサンプルとして 提供いただけるとのことなので、購入前に試してみることも可能となりました。
今では数か月に一回はモノタロウ様と打ち合わせる場を設けており、こういったコストダウンの取り組みや店舗購入の実績などをディスカッションして対応を決めていくことも行っております。
モノタロウ様の笠間ディストリビューションセンターの見学もさせていただき、自社の参考にもさせていただきました。
これら取り組みによって考えていた課題点はすべて解決できました。
滅多に購入しない少量・少額な間接消耗品は工数をかけることなく全店で手配できるようになりましたし、店舗での購入品の把握、本社での一括支払いで店舗現金精算の削減、購買工数の削減を実現しました。
これらの実現により、店舗で本来注力すべきお客様サービスのための時間が増えたと実感しております。